その思いが 日本と朝鮮の人々のミライをつくる
その一歩が 日本と朝鮮を繋げるトビラをひらく

12月2日講演会へのご参加ありがとうございました

 12月2日、「日本・朝鮮 -未来への扉-」と「たんぽぽ舎」の共催による講演会、「なぜ私たちだけが、差別されるのですか? ~オモニは訴える~ 朝鮮高校、幼稚園の「無償化」制度からの排除」を開催いたしました。40名以上の方々にご参加頂き、大盛況の中、終了いたしました。講演会に足を運んで頂いた皆様、誠にありがとうございました。

 講師の宋恵淑さん、厳廣子さん、金栄愛さんから、在日朝鮮人の歴史について簡潔に説明して頂いた後、日本の高校無償化制度の中で、朝鮮高校のみが対象から除外されていること、また、今年10月から開始された幼稚園・保育園無償化制度においても、朝鮮幼稚園が無償化の対象外とされている現状について説明して頂きました。さらに、こうした無償化制度からの朝鮮高校排除について、国連の子どもの権利委員会は、日本政府に対して再三にわたって是正するよう指導しているという現状についても非常に分かりやすく説明して頂きました。現在、日本と朝鮮とは国交のない隣国ではありますが、子どもたちの学ぶ権利や民族教育を行うことまで排除する権利がないということを、子を持つ母親としての立場から語っていただき、講演会参加者からも多くの賛同を頂きました。
 
 日本と朝鮮との間にはまだまだ解決しなければならない問題が数多くあります。ですが、こうした問題の中には、政府間でなく民間の中でも解決できるものも沢山あると思います。様々な問題を一人でも多くの人に知ってもらいたいとの思いから、今回の共催を実施いたしました。私たちは、今後も様々な問題の周知や解決に向けて、活動を進めてまいりたいと思います。引き続き、活動へのご理解・ご支援を宜しくお願いいたします。

   日本・朝鮮 -未来への扉-  代表 沖見泰一